「この指とまれ」リスナーおよび支援者の皆様へ

 

 

 いつも「この指とまれ」のコンテンツをご愛聴くださり、また尊いご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

 さて、私共福音ネット伝道協力会では、2019年9月12日に次のようにお知らせをいたしました。

 

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 以前より、私共の代表である小川政弘が、東南アジアの貧困支援の活動(以下「貧困支援」と略します)をネット上にて継続してまいりましたが、この活動が、支援協力を騙る国際詐欺グループに狙われ、甚大な被害を被ることとなってしまいました。この件に関わりご支援くださいました皆様方には、多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

 この事態について私共で情報収集をいたしましたところ、最初に詐欺グループに利用された貧困支援の依頼自体が詐欺である可能性を否定できなくなりました。つきましては、小川が代表を務める当会では、この貧困支援の依頼の真偽が確認されるまで、一切の制作活動を休止して、事実の究明に全力を挙げることといたしました。

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 このお知らせ以降、支援の依頼の真偽の確認にあたってまいりましたが、このたび、その経過報告をさせていただきます。

 

 

■調査の目的とポイント

 

 今回、小川の遭った詐欺被害は、大金が用意できると持ち掛けるなど、「このお金があればもっと大きなチャリティができる」という小川の心情につけ入ったものでした。しかし、海外の詐欺グループが、投資家や資産家でもない「日本の一個人」がチャリティでお金を必要としていることを知ってコンタクトしてくること自体が不自然に見えることから、私共では、そもそも「チャリティを始めさせた」可能性も捨てきれないと考え、最初の支援の依頼内容の真偽を確認することといたしました。

 

※調査対象となった2016年の出来事は、こちらの記事からご覧ください。

https://www.christiantoday.co.jp/articles/20677/20160429/nepal.htm

※小川の支援先はネパールとパキスタンでしたが、今回パキスタンについては情報を得るすべがなく、調査ができなかったため、ネパールについての報告のみになります。

 

 

■調査で確認したこと

 

1.そもそもこのような事件はなかった

 →岩村ファミリーと親交があり、毎年仕事でネパール訪れておられる方にお話を伺いました。この記事が掲載された2016年、事件の真偽を問う電話が寄せられたそうで、すでに確認をしてくださっていました。その際、このような事実はなかったということです。今回改めてお尋ねした時にも、はっきり否定しておられます。

 そして、治安の悪さから暴徒が発生することはあっても、行政や警察がこのようなことをするのは、「いくらネパールでもそんなめちゃくちゃはあり得ません」とのことでした。

 他にも岩村ファミリーのご関係の方、現地に詳しい方にお話を伺いましたが、本件について

聞いたことのある方はおられませんでした。

 

2.シャローム氏(仮名)の存在について

 →この事件の報告を送ってこられた「岩村医師の養子で病院勤務のシャローム氏」に該当する人物が見つかりませんでした。前述の方や直接のご親族のお話から、岩村病院に関わっていたのは養女のP.Gさんという方だけで、さらに彼女は勤務していたわけではなく、病院の設立者の一人であり、2016年当時はすでに病院に関わっていないことがわかっています。

 シャローム氏(とされる人物)に確認を求めた際の説明によりますと、実は養女のP.Gさんが本当の依頼者であり、シャローム氏はその甥であること、そして当初はP.Gさんがそのフェイスブックアカウントを使ってコンタクトをしていた、ということです。

 しかしご親族からは、P.Gさんに甥はいないとの証言が得られており、この人物と、ネット上のやりとりだけで送金にまで至ってしまった事は、今回調査にご協力をいただいた、現地に関わりのある方々から「絶対にしてはいけない」とご指摘を頂くこととなりました。

 

3.その他

 →この他にも、いくつか不整合・不自然なことが分かってはおりますが、P.Gさんやご親族に直接関わる話でもありますので、その部分は割愛させていただきます。ご理解ください。

 また、本件と国際詐欺グループの直接的な関係は、調査することができませんでした。

 

 

■当会で対応したこと

 

 →ご指摘に従い、ネパール、パキスタンともに、すべての募金のお願い及び送金を中止いたしました。また、詐欺と判断された4件の国際送金について、被害届を小川名義で警察に提出いたしました。

 

 

■今後の活動について

 

 当会では、以上のご報告をもちましてこの件に関しての調査に区切りをつけ、本来の制作活動を再開させていただくことといたしました。

 本件においては、当初、貧困支援が当会の活動であるかのような誤解を与えてしまった事をはじめとして、多くのご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。これは、運営委員内で十分なチェックができないまま話が進んでしまった当会の運営体制の未熟さが招いたことでもあります。今後はこのようなことがないよう、十分に体制を見直してまいります。

 4か月以上にわたって、リスナーの皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心からお詫び申し上げると共に、今後も「この指とまれ」の各コンテンツをお聴きいただき、ご意見やご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

2020年2月4日

福音ネット伝道協力会 運営スタッフ一同